日本の人口で最も多い層であるベビーブーマーの人たちが全員65歳以上になって年金を受給する世代になる一方で、少子高齢化によって年金保険料を納める現役世代の人口は尻すぼみで少なくなります。
そんな中で障害年金を受給するという事は、数少ない年金保険料を納める世代が逆に年金を受給する側に回ってしまうので、ただでさえ少ない年金財政を支える人たちがますます少なくなる事になります。
このような厳しい状況の中でも先輩たちが築き守ってきた障害年金制度を何としても次の世代に健全に引き継がなければならないという思いがあります。
そのためには障害年金を公明正大に運用する必要があるのですが、最近はどうも本当に困っている人たちをきちんと正面から判断せずに裁定されている案件がちらほら見受けられます。
この方は病気によって仕事が出来ない、または日常生活に著しい制限がある方であると判断し仕事をお受けした場合には決して諦めずに社労士として出来うる可能な方法で受給できるまでお付き合いさせていただきたいと思います。
これからも『病気で困っている人たちのお役に立ちたい』という気持ちを大切にして社会保険労務士として必要とされるように努力していきたいと思います。
目次
序 章 障害年金制度とは
第1章 働く人の障害年金
第2章 20歳前から障害状態にある人の障害年金
第3章 60歳以上の人の障害年金
第4章 〝もめる″障害年金
第5章 女性にとっての障害年金
第1章 働く人の障害年金
第2章 20歳前から障害状態にある人の障害年金
第3章 60歳以上の人の障害年金
第4章 〝もめる″障害年金
第5章 女性にとっての障害年金