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事務所紹介

代表挨拶

安藤克之
日本の人口で最も多い層であるベビーブーマーの人たちが全員65歳以上になって年金を受給する世代になる一方で、少子高齢化によって年金保険料を納める現役世代の人口は尻すぼみで少なくなります。
そんな中で障害年金を受給するという事は、数少ない年金保険料を納める世代が逆に年金を受給する側に回ってしまうので、ただでさえ少ない年金財政を支える人たちがますます少なくなる事になります。

このような厳しい状況の中でも先輩たちが築き守ってきた障害年金制度を何としても次の世代に健全に引き継がなければならないという思いがあります。
そのためには障害年金を公明正大に運用する必要があるのですが、最近はどうも本当に困っている人たちをきちんと正面から判断せずに裁定されている案件がちらほら見受けられます。

この方は病気によって仕事が出来ない、または日常生活に著しい制限がある方であると判断し仕事をお受けした場合には決して諦めずに社労士として出来うる可能な方法で受給できるまでお付き合いさせていただきたいと思います。

これからも『病気で困っている人たちのお役に立ちたい』という気持ちを大切にして社会保険労務士として必要とされるように努力していきたいと思います。

クレームについての考え方

『クレームは宝の山である。』という事をよく言われます。
ところが最近は内向きの考え方が多く見受けられ、社労士の世界でも身内をかばうような意見がまかり通るような傾向になったりします。ドラッカーは、『企業活動の目的は顧客の創造である。』と言っています。内向きの理論で活動していては顧客のニーズを捉えて顧客を創造するという事は到底出来ないでしょう。それは企業だけでなく社労士でも同じです。クレームは顧客の声の一つで、クレームを改善する事が自らの仕事の技術を向上させる事になります。勿論『お客様は神様』ではないので理不尽な要求があれば拒否するべきだと思いますが、お客様の声に耳を傾けて自らの仕事をよくするという向上心がなければプロとは言えないでしょう。間違っても相手が悪くて自分は全て正しいというような、ガラパゴス社労士にはなりたくはないものです。

障害年金は誰ものか。
これもシンプルな問いかけですが、障害年金は社労士のものでも、医師のものでも或いは年金機構の職員のものでもありません。病気で困っている国民のものだと考えます。
ですので、障害年金を殊更難しくするべきではありません。しかし昨今では老齢年金や遺族年金などは請求者自ら手続きを行えるのに、障害年金だけは難しくて社労士に依頼したほうが良い場合もあります。これは病気が多岐に渡っており病歴が長かったり複数の病気がある方などの申請は複雑になる事が確かにあります。社労士に依頼したほうがそれこそ金額が多い障害年金が受給出来る場合もあります。しかし障害年金は病気で困っている請求者のためにも解りやすくシンプルであるべきだと考えます。社労士の中には、複雑になっている専門知識が高い事を自分で良しとしてそういった情報や知識を優先している方も中にはおられます。しかし障害年金を申請する上では、認定基準に基づいて『自分が間違いなく受給するべき対象者である。』という確固たる意思が必要でそういう状態で『諦めない』事が大切であると考えます。障害年金は間違いなく病気で困っている請求者のものです。年金申請は本来ならば自らが行うべきものですが、ご病気で充分に動けない方やご家族が仕事で忙しい方に替わって社会保険労務士が手続きを行うものと考えます。

予約しなければいけない年金事務所に複数回行く作業や、最初に行った病院を特定して受診状況等証明書を書いて貰う作業、また診断書作成のため病院に何度も足を運んでいくのは時間と労力がかかる作業です。

障害年金はコミュニケーションが重要な年金です。
老齢年金や遺族年金は日本年金機構にあるコンピューターのデーターによって間違いなくルールによって支給される年金です。しかし障害年金は、自分の病状を正しく年金機構に伝える事によって初めて受給に至る年金です。また場合によっては自分の主治医にさえ正しく伝わらず、的外れな診断書が書かれてある事があります。年金機構に対してだけでなく、自分の主治医に対しても自分の病状を正しく伝える必要があります。障害年金の診断書は主治医と認定医の医師どうしの手紙だと考えると良いと思います。障害年金は多くの人々が携わって成立する年金です。解りやすくきちんとしたコミュニケーションが必要で審査の上でも有利になってきます。障害年金の請求をする前に一度主治医に書いて貰った診断書をじっくりと読んでみるのも良いと思います。主治医の診断書が必ずしも自分の思い通りに書かれてあるとは限りませんが、疑問に思っている箇所を質問する事に関して主治医に失礼にならない程度に問い合わせる事は構わないと考えます。

事務所概要

事務所名安藤克之社労士事務所
住所〒533-0007 大阪市東淀川区相川2-7-3-201
TEL06-6195-1932
FAX06-6195-1931

アクセス

阪急京都線 相川駅 徒歩約1分

代表プロフィール

代表名
安藤 克之
経歴
昭和54年3月 同志社大学商学部卒業
昭和54年4月 日本ケミファ株式会社入社
平成18年9月 社会保険労務士事務所「安藤経営労務センター」を大阪南森町で開業
平成21年4月 事務所を阪急京都線相川駅前に移転、名称も「安藤克之社労士事務所」に変更
※平成18年開業当初から障害年金の手続き代行の仕事を10年以上行っています
メッセージ
障害年金の仕事はご病気で障がいを持っておられる方の状況をいかに日本年金機構、または主治医に理解してもらえるかがポイントです。
さらには障がいという個性を社会に理解してもらい、障がい者もいきいきと暮らせる社会を目指すための第一歩になる仕事だと誇りを持って仕事を行っています。
障害年金の手続きが社会保険労務士の仕事として求められている限りは続けていこうと思っています。

著書紹介

だれでもラクラク手続 よくわかる障害年金   
~19のケースからヒントをキャッチ!~

著者
安藤 克之
判型
四六
ISBM
978-4-8283-0596-7
ページ
176ページ
発行
2016年2月22日
本体価格
1400円+税

目次

序 章 障害年金制度とは
第1章 働く人の障害年金
第2章 20歳前から障害状態にある人の障害年金
第3章 60歳以上の人の障害年金
第4章 〝もめる″障害年金
第5章 女性にとっての障害年金

内容紹介

初めて障害年金の申請をする時、不安ですよね。
そんなみなさまのために、申請の仕方はもちろん、受給する前にしておかないといけないこと、しておいた方が良いことなどを紹介します!
私が過去に受けた相談事例なども載せていますので、ぜひ参考にしてください。

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